新興市場株は今年最大15%下落も、業績や景気減速懸念-アバディーン

新興市場国の株式相場は今年、最 大15%下落するとの見通しをアバディーン・アセット・マネジメント の世界新興市場担当責任者、デバン・カルー氏が示した。企業業績が 市場予想を下回り、世界経済の成長が減速するためとしている。

カルー氏はインタビューで、中国株について、ベンチマークであ るMSCI新興市場指数に組み込まれている比率よりも少ない割合し か保有していないと述べた。中国政府の景気刺激策が銀行危機につな がる可能性があるという。同氏はアバディーンで資産220億ドル(約 1兆9800億円)の運用に携わっている。

同氏は、メキシコとインド、トルコの株式保有をベンチマークよ りも多くする一方、ブラジル株は同水準、ロシア株はより少なくして いると説明。「市場は調整を目にするだろう。人々は過度に楽観的で、 企業業績と世界の経済成長に多くを求め過ぎている」と述べた。

MSCI新興市場指数は昨年1年間で75%上昇し、1987年の導入 以来最大の伸びを示したが、今年は年初から0.3%下落している。

カルー氏は、「中国政府は金融システムに流動性を供給したが、間 もなくその資金もなくなる」とし、それが中国企業の業績に打撃を与 えるとの見方を示した。

ブラジル株については、「前向きに見ているが、バリュエーション (株価評価)を懸念している」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE