ドバイのナキール債が上昇-JPモルガンが額面償還の可能性を指摘

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ 首長国の政府系持ち株会社ドバイ・ワールドの不動産開発子会社ナキ ールのイスラム債が9日、2カ月ぶりの大幅高となった。米JPモル ガン・チェースが、ドバイ・ワールドの260億ドル(約2兆3400億円) の債務再編計画に含まれるナキール債7億5000万ドルについて、額面 償還される可能性があると指摘したのを受けた。

ブルームバーグの集計によると、ドバイ時間午後4時31分(日本 時間同9時31分)現在、ナキール債(2011年1月償還)は前週末5 セント高の56.25セントと、1月6日以来の大幅上昇。先月17日には

46.5セントまで下落していた。ドバイ・ワールドが債務返済繰り延べ の可能性を発表した昨年11月25日の時点では85.5セントだった。

JPモルガンはリポートで、ナキール債は「額面割れ償還になら ないかもしれない。再編は期間延長だけにとどまる可能性がある」と 指摘した。UAEのマンスーリ経済相は9日、ドバイ・ワールドが債 権者と合意に達すると確信していると言明。ハムダン財務・工業相も UAE各首長国にはドバイを支える準備があると述べた。

英ヘッジファンド、LNGキャピタルのルイス・ガーグル最高投 資責任者(CIO)はインタビューで、JPモルガンの「リポートの 内容は非常に前向きだ。透明性がやや増した」と指摘。「償還時には国 の支援があるかもしれない」と語った。

ドバイ・ワールドは昨年11月25日、債務返済を少なくとも今年 5月30日まで遅らせる合意を求める意向を発表。これを受けて新興市 場株が大幅に下落したほか、新興市場債と米国債の利回り格差が4週 間ぶりの大幅な拡大となった。

-- Editors: Claudia Maedler, Laura Zelenko.

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor: Kanta Watanabe 記事に関する記者への問い合わせ先: Haris Anwar in Dubai on +971-4-364-1026 or Hanwar2@bloomberg.net; 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Claudia Maedler at +971-4-364-1025 or cmaedler@bloomberg.net

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