ギリシャ首相:米大統領は危機を阻止するための対応策支持

ギリシャのパパンドレウ首相は9 日、オバマ米大統領がギリシャの財政危機への対応策に支持を表明 したことを明らかにした。

同首相はホワイトハウスでのオバマ大統領との会談後に、市場 での投機を抑制する欧州の取り組みについて、大統領が「肯定的な 反応」を示したと述べたほか、この問題が20カ国・地域(G20) の次回の会合で「優先度合いの高い議題」になるだろうと語った。

パパンドレウ首相はまた、記者団に「われわれは誰に対しても 救済や金融支援を要請していない」と言明。「われわれが行ってい るのはまず自国経済の立て直しであり、経済を正しい軌道に乗せる ための措置を講じている」と強調した。

オバマ大統領は会談後に一切の声明を出さなかった。パパンド レウ首相は、自身が推進している歳出削減を含むギリシャにおける 「必要な構造改革」を大統領に説明したと述べた。

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のバローゾ 委員長はこの日、ギリシャの債務危機問題に触れ、ソブリンリスク を取引するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)で「純然 たる投機目的の」取引禁止をEUが検討する方針を示した。ドイツ のメルケル首相もデリバティブ(金融派生商品)取引の取り締まり を訴えた。

3日間にわたり訪米中のパパンドレウ首相は8日の講演で、ギ リシャ危機がEUのみならず米国にも金融リスクを呈していると警 告していた。ギリシャ問題が米経済に波及すれば、失業率の低下を 目指すオバマ大統領の取り組みに支障となり得る。

ホワイトハウスのギブズ報道官は、EUがギリシャ危機に率先 して取り組むべきだとのオバマ政権の考え方を明らかにした。報道 官は記者説明会で「これはEUの問題だ。EUは問題解決能力を持 ち合わせているとわれわれは信じている」と語った。

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