米AIG、シティ、ファニーメイ、フレディマックの株価が大幅高

9日の米株式市場で、保険会社アメ リカン・インターナショナル・グループ(AIG)の株価が大幅に上 昇し、米政府の支援を受けた金融株の値上がりを主導した。同社が傘 下2部門を総額510億ドル(約4兆5900億円)で売却すると発表し たのを受け、さらに資産を売却するとの観測が強まった。

AIGの9日株価終値は13%高の32.77ドル。シティグループ も7.3%高の3.82ドルと大幅高。FOXビジネス・ネットワークの チャールズ・ギャスパリーノ氏が、政府は3カ月以内に同行の持ち株 を売却する可能性があると指摘したことに反応した。同氏は情報源は 明示していない。ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)は5.9%高の

1.07ドル、フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)は7.6%高の

1.28ドル。

米政府は、2008年9月のリーマン・ブラザーズ・ホールディン グスの破たんにより信用危機が悪化したのを受け、AIGとシティグ ループ、ファニーメイ、フレディマックを救済した。公的資金の返済 を目指すAIGは過去2週間で2部門を売却。シティも一部を返済し ており、米政府はシティの持ち株の残りを今後1年で売却する計画だ。 ファニーメイとフレディマックについては、政府が引き続き対応を検 討中。

メンドン・キャピタル・アドバイザーズのアントン・シャッツ社 長は「米政府の対応がどのようになるのか分からない」と指摘。その 上で「これを材料に売り持ち高を膨らませれば、損失を伴う買い戻し を迫られる可能性がある」との見通しを示した。

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