欧州株:ほぼ変わらず、赤字決算でEADSが下落-ネスレは上昇

欧州株式市場ではストック欧州 600指数がほぼ変わらず。食品・飲料メーカーやヘルスケア関連企 業が上げた一方、欧州EADSの2009年通期決算が市場予想より大 幅の赤字となったことが重しなった。

航空大手エアバスを傘下に置くEADSが安い。同社は通期決 算が赤字となったほか、年間配当を見送った。ポルトガル商業銀行 など銀行株も下落。格付け会社フィッチ・レーティングスが、ポル トガルの財政赤字削減計画が「不十分」だった場合、信用格付けを 引き下げる可能性があると説明したことが手掛かり。一方、世界最 大の食品会社ネスレは上昇。JPモルガン・チェースによる投資判 断引き上げが好感された。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%未満下げて256.73で終 了した。

アリアンツ・グローバル・インベスターズのRCM部門で最高 投資責任者を務めるニール・ドウェーン氏は「かなり期待先行の部 分がある」と指摘。「市場は強い利益成長を織り込んでいる。市場 は景気回復に失望するはずだ」と述べた。

EADSは2.8%安の15.44ユーロ。1月以降で最大の下げとな った。同社の09年通期決算は、エアバス大型機2機種の開発計画で 予算超過となったことが響き、通期としては2000年の設立以来で4 回目の赤字になった。

ストックス欧州600指数の銀行株指数は0.8%下落と、構成する 19業種中で2番目に大きい下げとなった。ポルトガル商業銀行は

1.9%安だった。

一方この日は、食品・医薬品銘柄が特に上昇。ネスレは1.2%高 の53.55スイス・フラン。JPモルガンは、ネスレ株の投資判断を 「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。

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