コメルツ銀をドレスナー元チーフエコノミストが提訴-約束の賞与求め

投資銀行ドレスナー・クライン オートのチーフエコノミストだったデービッド・オーウェン氏が、ド レスナーの親会社のコメルツ銀行を提訴した。ボーナスと退職金の未 払い分として50万ポンド(約6750万円)の支払いを求めている。

同氏はドレスナーに23年勤務し、直近は先進市場担当のチーフ エコノミストだった。同氏が先月ロンドンで起こした訴訟の内容は8 日に公表された。それによると、同氏の給与は12万5000ポンド で、解雇される前に賞与31万5000ユーロ(約3850万円)を約 束されていた。

コメルツ銀は2009年1月にドレスナーを買収して以来、100 人以上のバンカーから報酬未払いで訴えられ、150万ユーロの退職 金支払いを求められた訴訟などで負けている。コメルツ銀は先月、 45億ユーロの純損失を受けて投資銀行のボーナスは支払わないと発 表した。同行の広報担当者は「いかなる訴えについても法廷で徹底的 に闘う」としている。

オーウェン氏は現在、ジェフリーズ・グループの欧州金融担当チ ーフエコノミスト。同氏は、ドレスナー・コメルツ合併時に役職につ いて「公平な判断をされなかった」とも主張している。コメルツ銀は ボーナスを約束の額から90%減らした3万1500ユーロとし、これ を受け入れ今後いかなる請求も行わないことを条件に退職金12万 5000ポンドを提示したという。同氏は約束されたボーナスの全額支 払いと在勤1年につき1カ月分給与と同額の退職金を要求している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE