トヨタ:GM合弁工場の閉鎖予定に変更ない-加州代表団が撤回陳情

トヨタ自動車が米ゼネラル・モータ ーズ(GM)と合弁で運営していた米カリフォルニア州の工場(NUM MI)をめぐり、加州各界の代表団が9日、愛知県のトヨタ本社を訪 ね、閉鎖撤回を求めて陳情した。トヨタは同日、閉鎖予定に変更がな いことをあらためて説明したと発表した。

加州代表団は自動車関連の労働組合や消費者団体代表らで、全米 自動車労働組合(UAW)のボブ・キング副委員長も参加。トヨタの 北米事業担当の新美篤志副社長らと1時間にわたり意見交換した。

トヨタは発表資料で「GMのNUMMI撤退により中長期的にビ ジネスとして成立する見込みが立たなくなったもので、やむを得なか ったと説明した」と明らかにした。豊田章男社長は8日、都内で記者 団に「決断に変化はない」と語り、閉鎖予定に変更がないと強調して いた。

カリフォルニア大学のハーレー・シェイケン教授の調査によると、 加州ではNUMMI閉鎖で4700人が失職、関連工場などを含めると2 万5000人の雇用に影響が及ぶ。トヨタ訪問に先立ち、代表団が8日開 いた会見でキング副委員長は「顧客がトヨタ車を買い続けるかどうか は、安全性の取り組みとNUMMIを継続するかにかかっている」と 訴えた。

NUMMIは1984年から両社が共同で運営してきたが、GMが昨 年6月29日に撤退を表明。これを受けトヨタは昨年8月、NUMMI への生産発注を今年4月1日で打ち切ると発表していた。

トヨタは今月3日、従業員支援として2.5億ドル(約225億円) の拠出を決定しており、「追加支援は従業員のこれまでの尽力に対する 感謝」であり、トヨタとして「責任を果たす意思を強く示したもの」 とコメントした。

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