米企業の雇用計画:4-6月も従業員規模は現状維持へ-マンパワー

米人材派遣会社マンパワーの最 新調査によれば、従業員規模を現行水準に維持すると計画している 企業の割合は2四半期連続で過去最高となった。景気が回復するな か、継続的な雇用創出には時間がかかることが示唆された。

マンパワーによると、4-6月(第2四半期)の採用に変更は ないと答えた雇用者は1-3月(第1四半期)と同じ73%に上り、 1972年の統計開始以来の最高水準にとどまった。雇用の増加を見 込んでいるとの回答は16%、一方、人員削減を予想しているとの 回答は8%だった。

今回の調査結果は、米経済が1930年以後で最悪のリセッショ ン(景気後退)から脱却するなか、労働市場が安定しつつあること をあらためて裏付けている。米労働省が先週発表した2月の雇用統 計では、非農業部門雇用者数の減少幅が小幅にとどまり、個人消費 の押し上げと景気回復の後押しに必要な雇用拡大が間もなく始まる 可能性が示された。

マンパワーのジェフリー・ジョーレス最高経営責任者(CEO) はインタビューで「労働市場の安定化が見られており、望ましい方 向が示されている」と指摘。「企業は従業員を維持あるいは増やす 意向で、削減する傾向は弱まっている。状況は改善しており、それ が十分ではないだけだ」と語った。

米労働省が5日発表した2月の雇用統計では、失業率が9.7% にとどまった一方、雇用者数は前月比3万6000人の減少と予想よ り小幅な落ち込みだった。米経済ではリセッション入りした2007 年12月以降、計840万人の雇用が失われており、景気の回復を維 持するためには雇用の伸びが必要だ。

業種別では、調査対象となった13業種のうち製造業や小売り、 金融など11業種で、第2四半期は前期に比べ雇用の増加が見込ま れている。政府機関は雇用の減少が緩和されると予想している。

-- Editors: Vince Golle, Christopher Wellisz

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林 有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 Ywakabayash1@bloomberg.net   Editor:Akiko Kobari 記事に関する記者への問い合わせ先: Shobhana Chandra in Washington +1-202-624-1988 or schandra1@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Christopher Wellisz at +1-202-624-1862 or cwellisz@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE