RBS年金積み立て不足、時価総額の69%-英主要金融機関で最悪

【記者:Kevin Crowley】

3月9日(ブルームバーグ):世界最大規模の銀行救済の対象とな った英金融大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ (RBS)は、時価総額との比較で見た年金の積み立て不足が、FT SE350指数の金融銘柄で最も大きい。ロンドンを拠点とする年金コ ンサルタント、ハイマンス・ロバートソンがリポートで指摘した。

9日付のリポートによれば、RBSの年金の積み立て不足は時価 総額の69%に達し、英主要企業350社で構成する同指数が組み入れる どの金融機関よりもその比率が高い。ハイマンスは、金融危機によっ て生じた年金債務の一時的な減少は除外して計算している。

ハイマンスの企業コンサルティング部門責任者、クライブ・フォ ーテス氏は「それは金融危機から立ち直る上で追加的な負担となる。 RBSは事業を正常化するだけでなく、年金スキームも正常化する必 要に迫られている」と話す。RBSの広報担当リーザ・アービン氏(エ ディンバラ在勤)はコメントを控えている。

企業破たんの際に年金債務を引き受ける英政府の年金保証基金に よれば、今年1月時点で確定給付企業年金の75%が積み立て不足に陥 っており、不足総額は2000億ポンド(約27兆円)に達する。ハイマ ンスのリポートは、FTSE350指数を構成する企業全体で、その倍 に相当する約4000億ポンドもの株主資金が年金の積み立て不足の穴 埋めに使われる恐れがあると警告している。

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