ツガミ株が急反発、主力の小型旋盤の受注回復加速-HDD向け復調

工作機械大手、ツガミの株価が急反 発。ハードディスク駆動装置(HDD)の需要拡大を受け、主力の小型 自動旋盤の受注回復が続く可能性が高いとの見方が出ている。業績拡大 期待から買いが優勢だ。独立系調査会社のTIWは8日付で投資判断を 「中立プラス」から「ポジティブ」に引き上げた。

午前の株価終値は前日比4.2%高の467円。一時6.3%高の476円 まで上げ、2007年11月以来の高値を更新した。出来高は660万4000 株と、過去1年間の平均166万株を大きく上回っている。

株価はこのところ年初来高値を更新する展開で、前日までの年初来 上昇率は約2倍に達した。それでも「09年12月以降、受注の回復モメ ンタムが加速しており、依然、上昇余地があるとみている」とTIWの 高辻成彦アナリストは8日付リポートで述べている。

リポートによると、第3四半期(09年10-12月)の連結営業利益 は1億1000万円と、4四半期ぶりに黒字転換した。第3四半期の受注 高は56億円と、工作機械業界の中ではいち早く回復、10年1月はリー マンショック前のピークである07年12月の水準まで戻した。中国でロ ーエンド機種の生産強化に踏み切り、低価格での供給を可能にしたこと など要因として挙げられるという。

TIWでは、10年3月期の売上高は140億円(会社側計画は130 億円)を予想。11年3月期は280億円と今期予想比倍増と試算してい る。

また、日本工作機械工業会はこの日午後3時に2月の受注統計を発 表する予定。

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