独ダイムラー、印タタ・モーターズ株386億円相当を売却へ-関係者

高級車メーカーで世界2位、独ダイ ムラーは、50年以上にわたって出資してきたインドのタタ・モーター ズの株式5.3%を売却する。事情に詳しい関係者の1人が明らかにし た。

この関係者が匿名を条件に語ったところによると、ダイムラーは インドのトラック・バス製造で最大手タタ・モーターズの株式最大 2560万株を売却する。ダイムラーの保有株は大口取引として9日に1 株当たり737.4-761.3ルピーで売却が完了するようシティグループ が支援する。資料によると、この売却で最大195億ルピー(約386億 円)を調達できる。

タタ株が売却可能になった背景には、ダイムラーが傘下の三菱ふ そうトラック・バス部門で日本以外の事業を拡大していることや、ダ イムラー傘下のメルセデス・ベンツ部門がタタの高級車部門ジャガ ー・ランドローバーと競合していることがある。

クレディ・スイスの自動車アナリスト、アーント・エリングホー スト氏は、ダイムラーがロシアでの新たなトラック合弁会社と小型車 分野での提携先探しに重点を置きつつ、ポートフォリオの「合理化」 を目指している可能性があると指摘した。

ダイムラーの広報担当者、フロリアン・マルテンス氏と、タタ広 報のデバシス・レイ氏はいずれもコメントを控えている。

タタの米国預託証券(ADR)は8日、一時6.7%下落した。ダ イムラーの保有分の売却価格は、タタ株の8日のムンバイ市場終値

797.65ルピーを最大7.6%下回る。

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