大阪チタ社長:スポンジチタンの国内価格、15-25%引き下げへ

チタンの中間材料であるスポンジチ タンの生産で世界2位、大阪チタニウムテクノロジーズはスポンジチ タンの2010年度(10年4月-11年3月)国内価格について、前年比 15-25%程度の値下げで合意した。産業用プラントなど一般産業分野 での需要の落ち込みなどが影響した。

西澤庄藏社長が8日、都内でブルームバーグ・ニュースとのイン タビューに応じて明らかにした。大阪チタニウムは年1回、年度ごと にスポンジチタンの加工品である展伸材の国内メーカーなどと価格交 渉している。

西澤氏は、値下げ理由について「円高が進む中、神戸製鋼所や住 友金属工業などの国内展伸材メーカーは海外勢との厳しい価格競争に さらされている」と指摘。「彼らが適正価格を取り戻さないとわれわれ も値上げできない」と説明した。

同氏によると、大阪チタのスポンジチタン工場の3月時点の稼働 率は53%程度。2008年10月、中期的なチタン需要拡大をにらみ年産 能力を3割超拡大させたものの、リーマンショック後の世界的な景気 後退で需要が急減したことを受けて段階的に減産を行い、稼働率は一 時45%程度の水準まで低下していた。

10年度の生産量については、「年産1万7000トンが最低ライン」 と西澤氏はみている。09年度は同1万5000トンを見込んでいる。14 年度までの5カ年計画で、生産能力を同年度までに3万トンに引き上 げる方針。現在は2万7000トン。大阪チタニウムの株価の午前終値は、 前日比33円(1.1%)安の2912円。

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