レポ金利が強含み、日銀の資金供給オペ減少で-準備預金の積み抑制

短期金融市場では足元のレポ(現金 担保付債券貸借)金利が強含んだ。準備預金の積み最終日を15日に 控え、日本銀行が積みの進ちょくや翌日物金利の低下の行き過ぎを抑 えるため、資金供給オペを減らした影響が出ている。

9日の東京レポレートは、2営業日後に始まる翌日物(スポット ネクスト物)が前日比0.6ベーシスポイント(bp)高い0.109%と、 2月26日以来の水準を付けた。市場では0.115%でも取引された。

国債買い現先オペ(11日-18日)の最低金利は、これまでの下 限0.10%から2月末以来の0.11%に上昇。本店共通担保オペ(10 日-25日)の平均金利も前回の0.100%から0.112%に強含んでい る。

国内証券のディーラーによると、前日の市場で翌日受け渡しの共 通担保オペが見送られた影響からレポが強含んだという。日銀オペを 期待して国庫短期証券(TB)の在庫を積み上げているディーラーも いるため、オペ見送りの影響で市場の資金調達が増えたと指摘する。

日銀は8日、年度末越え翌日物(3月31日-4月1日)の全店 共通担保オペを実施する一方、9日受け渡し分のオペは見送った。こ の結果、全店オペの期日到来額(資金吸収要因)が実行額(資金供給 要因)を1兆円上回った。

銀行は準備預金の積みの進ちょく率かい離幅が平均対比プラス 7%台と、5営業日の積み期間を残して順調。前週はプラス11%まで 拡大する場面もあり、無担保コール翌日物の加重平均金利が0.091% まで低下したため、日銀は当座預金残高を縮小。過度の進ちょくを抑 えている。

TB市場では資金調達コストの上昇を警戒して、ディーラーから 在庫を減らす売りも指摘された。新発3カ月物91回債利回りは、前 日終値より0.25bp高い0.1175%で取引された。残存期間3カ月以 内の銘柄でも売りが出ていた。

翌日物0.09%前後、試し取りも

無担保コール翌日物は0.09%前後で取引された。一部大手行や 地方銀行、信託が0.09-0.095%で調達。メガバンクの調達は0.08% だった。一部信託が0.12%で試し取りに動き、全体の平均を引き上 げた。

銀行は、市場でどの程度の資金を確保できるか確認するため、実 際の需要とは別に資金を調達する試し取りを実施することがある。自 行に対する与信枠(クレジットライン)を確認する意味もある。スト レスチェックとも呼ばれる。

東京金融取引所のユーロ円3カ月金利先物相場は堅調(金利は低 下)。追加の金融緩和観測がくすぶる中、日銀が先物の取引対象である 東京銀行間貸出金利(TIBOR)の低下を促すとの見方もあった。

2010年6月物は前日比0.010ポイント高い99.630と、直近の 高値に並ぶ場面があった。10年9月物は一時0.015ポイント高い

99.650と、2月15日以来の高値を付ける場面が見られた。

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