NY連銀サック氏:迅速な資産縮小はFRBの目標妨げる恐れ

米ニューヨーク連銀の金融市場担 当責任者、ブライアン・サック氏は、2兆3000億ドル(約208兆 円)規模のFRBバランスシートを資産売却によって急速に縮小す れば、金融市場の混乱を招き、政策当局者の現在の目標を妨げる恐 れがあると指摘した。

その上でサック氏は、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FR B)議長が先月概略を示したような「緩やかで受動的な」資産の縮 小であれば、FRBの1兆6900億ドル規模の証券購入プログラム の効果で低水準にある長期金利の反転を抑制することができるとの 認識を示した。8日のバージニア州アーリントンでの講演で述べた。

FRB当局者らは、景気回復を支え失業を減らす努力と、過去 最大規模に膨らんだバランスシート縮小やインフレ抑制、緊急融資 プログラム解除に向けた計画とを均衡させようとしている。サック 氏は、政策当局者が実施を決定した時に備え、金融システムからの 資金引き揚げと信用引き締めのプログラム策定を支援している。

同氏は、自身のコメントは「可能性が高い金融引き締め時期に 関する」情報を提供するものではなく、当局者が「出口戦略が適切 となった」と判断した時に用いる可能性のある政策手段と戦略に関 するものにすぎないと説明した。

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