米社債保証料、7週間ぶり低水準-EUがギリシャ支援を示唆

8日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが7週間ぶりの 低水準となった。欧州連合(EU)首脳らが、財政赤字に苦しむギリ シャを支援する考えを示唆したことが影響した。

CMAデータビジョンによれば、北米の投資適格級企業125社で 構成するマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、2.8 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて82.5bp。これは 1月14日以来の低水準。

JPモルガン・チェースによると、ロンドン市場では、投資適格 級の欧州企業125社で構成するマークイットiTraxx欧州指数の スプレッドが3.75bp低下の74.25bpと、1月18日以来で最低とな った。

ドイツ銀行の米信用市場ストラテジスト、ジョン・ティアニー氏 (ニューヨーク在勤)は「EUはギリシャ情勢に取り組むことになり そうだ」と指摘。「1-3月(第1四半期)の決算発表を控えているこ とや、景気が今後も順調に回復するとの期待を背景に、市場は信用フ ァンダメンタルズに再び沿う方向で再調整しつつある」と述べた。

米保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG) の社債保証コストは、米国外で生命保険事業を手掛けるアメリカン・ ライフ・インシュアランス(アリコ)部門を155億ドル(約1兆4000 億円)で米生保大手メットライフに売却することで合意したのを受け て、2008年8月以来の低水準となった。CMAの調べでは、AIGの CDSスプレッドは35bp低下の364bp。アジア生保部門AIAグ ループを英保険会社プルーデンシャルに355億ドルで売却すると発表 して以降、同スプレッドは187bp下げている。

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