欧州債:ドイツ債が3日ぶり上昇-株安とポルトガル格下げの可能性で

欧州債市場ではドイツ国債相場が 3営業日ぶりに上昇。企業業績への失望で株式相場が下落したほか、 格付け会社フィッチ・レーティングスがポルトガルを格下げする可能 性を示唆したことを背景に、安全資産としての国債需要が高まった。

ポルトガル国債とドイツ国債のスプレッド(利回り格差)が拡大 した。航空宇宙・防衛関連企業EADSと英産銅会社アントファ ガスタの業績がアナリスト予想を下回ったことを背景に、この日のス トックス欧州600指数は一時0.8%安となった。ギリシャ国債は下げ に転じた。ギリシャが月内に100億ユーロの国債を追加発行すると、 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい当局 者の話を引用して報道したことがきっかけ。

INGグループの債券ストラテジスト、ウィルソン・チン氏(ア ムステルダム在勤)は「株式相場が小幅下落したほか、フィッチがユ ーロ圏周辺国に関して発表した」と述べ、これが「質への逃避」を招 いたと指摘した。

ロンドン時間午後4時32分現在、独10年債利回りは前日比3 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.13%。前日は 先月23日以来の高水準となる3.19%まで上昇する場面もあった。 同国債(表面利率3.25%、2020年1月償還)の価格は0.26ポイ ント上げ100.95。2年債利回りは1bp低下の0.99%。

ポルトガルの10年債と独10年債のスプレッドは4bp拡大し 93bpとなった。ギリシャ10年債と独10年債のスプレッドは5bp 拡大の311bp。ギリシャ10年債利回りは6.25%と、前日から2b p上昇。ギリシャ2年債は12bp上昇し4.91%となり、8営業日ぶ りに上昇した。

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