ソニー:来期TV販売2500万台以上計画-新興国などで攻勢

ソニーは来期(2011年3月期)の液 晶テレビ販売について2500万台以上を計画する。テレビ事業を担当する 石田佳久業務執行役員が9日の商品発表会で明らかにした。

今期(10年3月期)の販売予想の1500万台に対し来期は67%の大 幅増を目指す。人員削減や製造拠点の再編など構造改革が一段落したこ とから、石田氏は「来期は攻めに出る」と説明。新興市場を中心に世界 的な需要増加を見込んで「アクセルを踏む」と、7期ぶりとなる来期の テレビ事業の黒字化達成に意欲をみせた。

東海東京センターの広瀬治アナリストは「来期にテレビ事業の黒字 化が達成できなければ、市場を裏切ることになる」と言い、 「サムスン との戦いの中でテレビ価格は下落基調にならざるをえない」とした上で 「台数ではボリュームゾーンを中心に売り切ろうとするのではないか」 と語った。

米調査会社ディスプレイサーチが昨年12月29日に発表した10年の 全世界の液晶テレビの出荷は前年比22%増加し1億7100万台となる見 通し。韓国サムスンは3900万台、同国LG電子は2900万台などを計画 している。パナソニックの来期の薄型テレビ販売計画は2000万台。

3Dテレビは約10%

石田氏はまた、来期のテレビ販売のうち、3Dテレビが10%程度を 占めるとの見通しを示した。3Dテレビは6月10日から国内で順次発売 する予定。3D非対応の通常テレビとの価格差は全機種9万円で、石田 氏は「個人的にはずいぶん安いという感覚がある。3Dの映像体験を味 わってほしいので、できるだけ手の届きやすい価格にした」と話した。

3Dテレビについて10年に、サムスン電子は200万台以上、LG電 子は40万台以上の売り上げを計画。パナソニックは来期に100万台の販 売を目指す。

ソニーは来期からテレビ、ブルーレイディスクレコーダー、放送機 器など3D(3次元)関連商品を本格展開。13年3月期にはコンテンツ を除く3D関連商品で売上高1兆円超を計画する。

--取材協力:Kevin Cho, 駅義則 -Editors:Chiaki Mochizuki Fukashi Maruta

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Maki Shiraki

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