【個別銘柄】オリジン電、サイゼリヤ、ニチアス、ツガミ、富士通

材料銘柄の終値は以下の通り。

オリジン電気(6513):18%高の380円で東証1部上昇率1位。ワ コム(6727)が7.7%高の14万3000円など、タッチパネル関連銘柄が 急騰。しんきんアセットマネジメント投信の藤本洋主任ファンドマネー ジャーは「手詰まり感から、小さい売買エネルギーでも動きやすい材料 株に、短期値幅取りを狙った買いが向かった」とみていた。オリジン電 はNTTドコモ向けのディスプレイパネル貼り合わせ装置を手掛ける。

サイゼリヤ(7581):5.4%高の1693円と3日続伸。低価格戦略が 奏功して節約志向の強い顧客ニーズを吸収、既存店売上高が増加傾向に ある。上期(09年9月-10年2月期)の連結営業利益が70億円と、会 社計画の63億円を上回ったと一部報道で伝えられ、業績拡大を期待し た買いが入った。

ニチアス(5393):2.6%高の393円。一時412円と、2月8日以 来約1カ月ぶりの高値水準に戻した。住宅用軒裏天井など一部製品で、 不正な方法で認定を取得していた問題に関連し、新工法を開発し改修費 用を想定に比べ圧縮できた。これにより10年3月期の連結純利益は77 億円となる見込みで、前回予想35億円の2.2倍。前期実績は4億2800 万円。利益水準回復を評価する買いが入った。

ツガミ(6101):3.8%高の465円。一時476円と07年11月7日 以来、約2年4カ月ぶりの高値を付けた。独立系調査会社ティー・ア イ・ダブリュは8日付で同社株の投資判断を「中立プラス」から「ポジ ティブ」に1段階格上げした。工作機械業界の中でいち早く業績が改善 していることを評価、株価には上昇余地があるとみている。

富士通(6702):3.9%安の546円。一時542円と09年12月10日 以来、約3カ月ぶりの安値を付けた。野副州旦氏が昨秋に社長を辞任し た理由を、「病気療養」から「好ましくない風評のある企業グループと の関係」に訂正したことなどを受けて、企業統治(ガバナンス)上の懸 念が持たれた。

ジェイテクト(6473):3%安の935円と反落。クレディ・スイス 証券は8日、投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株 価を1400円から1000円に引き下げた。最近の下落で株価の下値リスク は少ないとみているが、トヨタ自動車をはじめとする一連のリコール (無料の回収・修理)問題の鎮静化を待ちたいとしている。

池田泉州ホールディングス(8714):4.1%安の186円。一時185 円と、09年10月の経営統合後の最安値を付けた。最大456億円の公募 増資の払込期日が8日で終わり、持ち高整理への警戒が出た。

ハイレックスコーポレーション(7279):15%高の1131円とスト ップ高で、2000年6月以来の上昇率を記録した。国内外の自動車生産 の回復が予想以上に進展、コスト改善も進んでいるため、10年10月期 の連結純利益予想を37億円から49億5000万円に33%引き上げた。

東洋鋼鈑(5453):8.9%高の551円。次世代CIGS(銅・イン ジウム・ガリウム・セレン)太陽電池用の低炭素鋼ベースの金属基板を 開発したと4日に発表している。従来のチタン箔を使う金属基板に比べ て最大10分の1の単価が実現できるという。

大光(3160):この日ジャスダック市場に新規上場。初値は415円 と、公募価格(420円)を1.2%下回った。終日売りが優勢で一時381 円を付けた。同社は岐阜県大垣市に本社を置く業務用食品卸業者。上場 に際して120万株の公募と87万株の売り出し(オーバーアロットメン ト含む)を実施した。

ケーズホールディングス(8282):5%高の2694円。3月末の株 主に対して1株を1.2株に分割する、と8日に発表。1株当たりの投資 金額を引き下げ、投資家層の拡大と流動性の向上を図る。

ザッパラス(3770):4.2%高の15万8100円。一時16万1000円 と09年12月15日以来、約3カ月ぶりの高値を付けた。発行済み株式 総数の7.5%に相当する1万株を上限に自社株買いを行う、と8日に発 表。株主還元姿勢、今後の需給好転などが評価された。

アネスト岩田(6381):3.5%高の325円。一時340円と08年11 月17日以来、約1年4カ月ぶりの高値を付けた。発行済み株式総数の

1.58%に相当する73万株を上限に自己株式を取得する、と8日に発表 した。上限金額は2億5600万円。

GMOアドパートナーズ(4784):20%高の3万550円とストップ 高。2月22日に公表していた自己株式取得の上限株数を1000株から 3000株に引き上げる、と8日に発表。発行済み株式総数の3.9%を買い 付ける方針を明らかにした。取得期間は3月24日まで。

NTTデータ(9613):2.2%高の28万5000円。連結対象の国内 グループ81社の統合を進め、12年度までに社数を約8割減らす方針と 9日付の日経新聞朝刊が報道。固定費削減などで、利益を確保しやすい 経営基盤を整えるという。

イオンクレジットサービス(8570):2.6%高の977円。UBS証 券は8日付で、投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。新しい 目標株価は1150円。

大紀アルミニウム工業所(5702):3%安の194円。製品と原料の 価格差の改善が遅れたうえ、休止大型溶解炉の減損処理を行うことが響 き、10年3月期の連結純損失は12億6000万円になる見込み。前回予 想から4億9000万円赤字幅が拡大する。前期は31億円の赤字。

任天堂(7974):主力の大阪証券取引所1部で前日比0.2%高の2 万7050円。一時2万8100円と2009年4月16日以来、約11カ月ぶり の高値を更新した。携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」シリーズの最新 機種に対する期待が根強いうえ、3月末を控え、配当取りの動きが広が っているとの観測も出ていた。同社の年間配当予想は960円。この日の 終値で算出した配当利回りは3.5%。

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