サハラ砂漠の太陽光発電計画:欧州向け輸出で市場上回る価格目指す

ドイツのエンジニアリング会社 シーメンスと独ミュンヘン再保険などが主導するサハラ砂漠に太陽 光発電施設を建設する事業計画「デザーテック・インダストリア ル・イニアティブ(DII)」は、欧州向けクリーンエネルギー輸 出で、市場水準を上回る販売価格の承認獲得を目指している。DI Iの責任者を務めるポール・ファンソン氏が明らかにした。

ファンソン氏は8日にベルリンでインタビューに応じ、DII はモロッコ政府と来月協議すると述べた。サハラ砂漠の太陽光発電 施設からの電力に対し、フィードイン・タリフ(固定価格買取制度) 適用を欧州連合(EU)に申請することを含め、計画をまとめる意 向だ。

同氏は「われわれはまだスタート地点に立ったばかりで、まず モロッコ計画をまとめているところだ」とし、「数多くの政府や機 関と交渉しながら、すべてをまとめていくのが難しい点だ」と語っ た。

大半の欧州諸国では、風力や太陽光、木材ペレットによる電力 や熱のシェアを高めることを目的としたフィードイン・タリフが適 用されている。ファンソン氏によると、EUに北アフリカから輸入 されている再生可能エネルギーで、市場価格を上回っているものは 現時点ではないという。

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