欧州連合、IMF型機関創設とCDS制限を協議-ギリシャ危機が教訓

欧州連合(EU)の首脳らは、域 内で最後の貸し手となる機関の創設と、クレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)取引を制限する案を協議している。ギリシャの 財政赤字を発端とした今回のような危機の再発を阻止したい考えだ。

欧州通貨基金(EMF)の誕生につながる可能性のあるこの案 と、CDSを使った投機の制限に向けた独仏主導の案は、6月まで にまとめられる見込みだと、ベルリンとブリュッセルの当局者らが 8日語った。

ショイブレ独財務相は「危機から学ぶことが必要だ」と考えて いる。財務省のオフェル報道官がベルリンで記者団に述べた。ギリ シャは将来の同様の危機の芽を摘むための「きっかけ」だという。

メルケル独首相らEU加盟国首脳らは、言葉のみのギリシャ支 援から、ユーロを守る規制と協調行動へと移りつつある。サルコジ 仏大統領は「投機筋と市場は団結という言葉の意味を理解し、問題 があればわれわれが支えることを知るべきだ」と語った。

ドイツ政府のウィルヘルム報道官によると、メルケル首相とサ ルコジ大統領、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)議長を務め るユンケル・ルクセンブルク首相圏国庫相は、CDSの利用を制限 する共同提案に向け作業している。メルケル首相は9日にルクセン ブルクを訪れユンケル議長と会談するという。

また、EUの行政執行機関、欧州委員会のアマデュ・アルタフ ァイ報道官は8日ブリュッセルで記者団に、EUがEMFのような 機関について6月末までに提案する計画だと述べた。提案の策定は まだ準備段階という。

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