中国工商銀頭取:増資の計画なし-融資方針を環境重視などに変更

時価総額で世界最大の銀行である中 国工商銀行(ICBC)は7日、増資の計画はないことを明らかにし た。同行は昨年、前年比24%増となる過去最大の新規融資を実施した。

工商銀の楊凱生頭取は北京での記者会見で、同行の自己資本比率 は「健全」で、競合する銀行の中で最も高い水準だと説明。資本増強 を求める圧力は「大きくない」と述べた。

同行の自己資本比率は、2009年9月末時点で12.60%。08年 12月末の13.06%から低下した。

楊頭取は、着工済みのプロジェクトや中小企業向けの融資は増や すものの、政府支援のない新規プロジェクトやエネルギー消費の多い もの、環境汚染につながる案件への融資は減らす方針を示した。生産 能力が過剰な業界への融資も削減するという。

同頭取はまた、09年の工商銀の新規融資は1兆300億元(約13 兆6400億円)で、10年はそれよりも少なくなる見込みだと述べた。 ブルームバーグのデータに基づく計算によれば、昨年の新規融資額は 過去最大。

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