中国自技研:企業買収は環境重点-政府はボルボ買収支援へ

来日している中国自動車技術研究セ ンター幹部の黄永和氏は8日、中国企業による海外企業の買収をめぐ り、中国政府は今後、環境技術に重点を置いて支援するかどうか判断 することになるとの認識を示した。都内の経団連会館で行った記者会 見で語った。

黄氏は、中国政府が「性急な海外企業の買収は気をつけるべきだ としている」と指摘した。その上で、政府としては中国自動車メーカ ーの浙江吉利控股集団による米フォード・モーター傘下のボルボ部門 買収を支援する方針だとの考えを示した。

一方、米ゼネラル・モーターズ(GM)の大型車ブランド「ハマ ー」に関しては、環境を優先に考えている中国にとって「市場に適し ていない」との見方を示した。

中国政府は2009年、競争力向上や過剰生産の抑制のために自動車 業界の再編を進める政策を打ち出している。

また記者会見に同席した中国自動車工業会(工業会)の熊伝林・ 副事務局長は、工業会の10年の販売予測を前年比10%増の1500万台 程度だと述べるとともに、政府の支援策によっては「計画を上回る可 能性は十分にある」と語った。09年の同46%という大きな伸び率を維 持することは難しく、15年までは毎年、同10-15%の伸び率で推移す るとの立場を示した。

熊氏は、中国での日系メーカーのシェアについて、「今のシェアを 維持するのは難しい」と分析し、中国メーカーが成長することで「日 系メーカーからのシェアを奪っていく形になる」と語った。このほか トヨタ自動車のリコール問題に関して、「一時的には中国国内の販売は 落ちるかもしれないが、中長期的に大きな影響はない」と見方を示し た。

-Editors: Keiichi Yamamura, Tetsuki Murotani

大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net

井上 加恵 Kae Inoue +81-3-3201-8362 kinoue@bloomberg.net

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