IMF専務理事:ギリシャの国債発行を称賛-今後の調達成否は不透明

国際通貨基金(IMF)のストロス カーン専務理事は、ギリシャの先週の国債発行を称賛した上で、今年 借り換えが必要な残りの債務について、めどがついたかどうかを見極 めるのは時期尚早だとの考えを示した。

ストロスカーン専務理事は7日、ケニアの首都ナイロビでインタ ビューに答え「国債発行がうまくいったのは非常に良いことだ」と指 摘。「今後につながることを期待する。市場の反応や、ギリシャが市場 ですべての資金調達ニーズを満たせるかどうかは向こう数週間で明ら かになる。現段階で判断するのは難しい」と述べた。

ギリシャのパパンドレウ首相は4日、増税や歳出削減からなる追 加的な財政赤字削減策を発表。これが5日の国債50億ユーロの起債の 支えになり、当面の資金調達危機が後退した様子を裏付けた。同国は 4、5月に200億ユーロ強の債務償還を控えている。

ストロスカーン専務理事はまた、ギリシャの財政問題から教訓を 導くのは早過ぎると指摘。同国政府の「非常に強力な政策プログラム」 を称賛するとともに、EU当局が「自らこのプログラムを管理」する ことを望んでいると強調した。IMFはEUに技術的支援を提供する という。

専務理事は「われわれはこれまでのところ新たな支援の要請を受 けていない。欧州が自らこの問題に対処できることを望んでいる」と 述べた。

IMFは同専務理事の指揮の下、パキスタンやアイスランドなど に対し、2007年後半以降に計854億ドルのスタンドバイ融資を提供し た。パパンドレウ首相は3日、ギリシャが資金支援を必要とする可能 性は残っており、必要となれば「最終手段」としてIMFに支援を要 請する用意があると述べた。

専務理事はまた、欧州で浮上している「欧州通貨基金」創設構想 に関する質問に対し、「欧州が必要な機関の設立に取り組むのは完全に 理にかなったことだ」と答えた。

専務理事はさらに、ソブリン債リスクプレミアムの高まりが波及 することが世界経済の回復にとって「最大リスクの一つだ」と警告し た。

-- Editors: Brendan Murray, Mark Rohner

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor: Kanta Watanabe 記事に関する記者への問い合わせ先: Sandrine Rastello in Nairobi at srastello@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Christopher Wellisz at +1-202-624-1862 or cwellisz@bloomberg.net

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