欧州社債保証コスト、6週間ぶり低水準-ギリシャとドバイで安心感

8日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場で、欧州企業の社債保証コストが6週間ぶり低 水準となった。ギリシャ危機をめぐる懸念が和らいだことに加え、ア ラブ首長国連邦ドバイ首長国の債務再編が進展するとの見通しから市 場に安心感が高まった。

JPモルガン・チェースによると、主に高リスク・高利回りの50 銘柄のCDSスプレッドで構成するマークイットiTraxxクロス オーバー指数は、10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下 の415bpと1月19日以来の低水準。この日はアジア太平洋地域の債 務保証コストも低下した。

ギリシャが先週50億ユーロの国債を発行したことや48億ユーロ 規模の赤字削減追加措置を発表したことで、同国のデフォルト(債務 不履行)懸念が薄らぎ投資家の警戒感は後退した。ドイツのメルケル 首相はギリシャの取り組みをたたえ、フランスのサルコジ大統領はユ ーロ圏はギリシャを救済する用意があると発言した。

ブルックフィールド・インベストメント・マネジメントのコーポ レートクレジット担当ディレクター、ジョエル・レビントン氏は、欧 州連合(EU)とドイツが支援を表明したとし、問題への慎重な対応 が進んでいるようだと指摘した。

また、事情に詳しい複数の関係者は、ドバイが月内に融資の期限 延長を債権銀行に求める見込みだと述べた。債務再編が進行するとの 期待からドバイ債のCDSスプレッドは低下。CMAデータビジョン によれば、20bp低下の487bpと5週間ぶり低水準になった。

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