富士通株が安い、前社長辞任をめぐる社内対立はネガティブとの声

富士通の株価が小幅続伸して寄り付 いた後、小安く推移。6日に前社長の野副州旦氏が昨秋辞任した理由を 訂正するとともに、野副氏を相談役から解任した。こうした対立はネガ ティブとの見方が出ている。株価は前週末比2.7%安の568円まで反落 した。

富士通は昨年、野副氏の社長退任時に「病気療養のためとして本人 から申し出があり、受け入れた」と説明。しかし5日付朝日新聞は、野 副氏が辞任取り消しを求める文書を同社に提出したと報道。6日になっ て富士通は「好ましくない風評」のある企業グループを富士通の事業に 関与させていたことが背景と、理由を訂正した。

みずほインべスターズ証券の石田雄一アナリストは、社長辞任時に 富士通が病気療養を理由にしたのは、会社と野副氏の「双方を傷つけま いとする『企業の論理』での決着だったのだろう」とした上で、約半年 を経て報道を機に「理由が明確に出てしまうと、対外的な情報開示の面 であだになった」と評した。

石田氏はさらに、富士通が海外事業の強化などを盛り込んだ中期計 画 に沿って「グローバルで戦おうという時の内部対立は、企業統治面 でネガティブ」とも指摘している。

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