シェルとペトロチャイナ、豪アロウに買収提案-2700億円超

英・オランダ系のロイヤル・ダッ チ・シェルとペトロチャイナ(中国石油)の合弁会社が、オースト ラリアの炭層ガス生産会社アロウ・エナジーに対し、33億豪ドル(約 2700億円)超の買収案を提示した。

アロウの8日の発表資料によれば、シェルとペトロチャイナの 提案では、アロウ株主は1株当たり4.45豪ドルの現金と、アロウの 国際部門で構成される新会社の株式を受け取る。同社の発行済み株 数は7億3300万株。

RBSモーガンズのアナリスト、ニック・バーンズ氏(メルボ ルン在勤)は電話取材に対し、アロウが買収候補としての魅力を高 めた理由として、株価が昨年8月から大きく下落したことや埋蔵量 の増加、豪クイーンズランド州の液化天然ガスプロジェクト「フィ ッシャーマンズ・ランディング」の権益100%取得を目指して動いて いることを挙げた。同氏は、取引成立を確実にするため最終的に買 収案が引き上げられる可能性も指摘した。

アロウの株価はこの発表を受けて大きく上昇。一時は前週末比 44%高の5.02豪ドルと、2003年8月13日以来の大幅高となった。 シドニー時間午前11時25分(日本時間同9時25分)現在は5.00 豪ドルで取引されている。

アロウ取締役会は株主に対し、保有するアロウ株に関して「何 の行動も起こさない」よう勧めた。同社はシティグループとUBS をアドバイザーに起用した。

シェルは既に、アロウがクイーンズランド州に持つ炭層ガス権 益の30%などを保有。英紙サンデー・テレグラフは昨年8月、同社 が昨年30億豪ドル規模の買収案をアロウに提示したが、交渉は結論 が出ないまま終了したと報じていた。

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