2月銀行貸出は資金需要低迷で3カ月連続減-前年の反動も

2月の銀行貸し出しは、前年の高 い伸びの反動に加え、企業の資金需要が引き続き弱いことを受けて、 3カ月連続で減少した。

日本銀行が8日発表した貸出・資金吸収動向等によると、2月の 銀行貸出平均残高は前年同月比1.6%減、銀行・信金計の貸出平均残 高は同1.5%減、貸出債権の償却や流動化など特殊要因を調整した銀 行貸出平均残高は同1.3%減だった。

金融機構局の清水誠一参事役は貸し出しの減少について「前年の 高い伸びの裏が出ていることに加え、企業の資金需要も設備、運転資 金ともに弱めに推移していることが背景にある」としている。

バークレイズ・キャピタル証券の森田京平チーフエコノミストは 統計発表前、「企業・個人の資金需要は低迷している」と指摘。2月 の銀行・信金計の貸出残高は同1.9%減と前月(1.5%減)からマイナ ス幅が拡大すると予想していた。日銀は先月19日公表した2月の金融 経済月報で「銀行貸出は、前年における著増の反動もあって減少して いる」と指摘した。

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