今週の米経済指標:2月の小売売上高は減少か、猛吹雪で客足遠のく

今週発表の米経済指標のエコノミ スト予想によると、猛吹雪でショッピングモールや自動車ディーラー のショールームに客足が遠のいた影響で、2月の小売売上高は減少し たと見込まれている。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト56人の予想中央値では、 2月の小売売上高は前月比0.2%減と、1月の0.5%増からマイナス に転じたもようだ。同指数は商務省が12日に発表する。今週はこの ほか、1月の貿易赤字の拡大や3月の消費マインドの改善が示されそ うだ。

先週発表された2月の雇用統計では、非農業部門雇用者数の減少 が予想よりも小幅にとどまった。吹雪の影響で一時休業に追い込まれ た企業があったものの、雇用は加速に向かいつつあることが示された。 雇用増加と賃金上昇は、米国内総生産(GDP)の最大部分を占める 個人消費の押し上げに極めて重要。

ムーディーズ・エコノミー・ドット・コムのシニアエコノミスト、 ライアン・スウィート氏は「猛吹雪がなければ小売売上高は緩やかな 伸びを示していた可能性が高い」と述べ、「米景気の自律回復には消 費者がより自由に支出できる状況が必要だろう」と指摘した。

労働省が5日発表した2月の非農業部門雇用者数は前月比3万 6000人減。失業率は前月から横ばいの9.7%と、労働市場の安定化 を示唆する内容だった。

自動車販売

先週発表の業界統計によると、2月の自動車販売は年率換算 1040万台と、1月の1080万台から減少した。ブルームバーグ調査 によると、2月の小売売上高は自動車を除くと、前月比横ばい(1月 は0.6%増)と予想されている。

一方で、家計の悲観論は後退しつつあり、12日発表の3月のロ イター・ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は73.8と、前 月の73.6から上昇したもようだ。

雇用喪失も緩和の兆しが見えており、エコノミスト予想では労働 省が11日発表する先週の新規失業保険申請件数は46万件と、前週 の46万9000件を下回ったと見込まれている。

企業が在庫の積み増しを再開し、消費者の購入が回復するなかで、 輸入需要は伸びつつある。商務省が11日発表する1月の貿易赤字の 予想中央値は410億ドルと、昨年12月の402億ドルから拡大したと みられている。

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