米労働市場は改善の公算、失業率安定化-2月の雇用減は予想より小幅

2月の米失業率は9.7%と前月から 横ばいとなり、雇用の減少が予想よりも小幅にとどまったことは、東海 岸の猛吹雪で臨時休業を余儀なくされた企業があったにもかかわらず米 労働市場が改善していることを示唆しているようだ。

米労働省が5日発表した2月の非農業部門雇用者数は前月比3万 6000人減。1月は2万6000人減に修正された。労働市場への参入者 が増えたにものの、失業率は10月以降9.7%で推移している。

5日の金融市場では大雪の影響がなければ雇用は増加していたとの 見方が広がり、株価とドル相場が上昇し、米国債相場は下落した。野村 セキュリティーズ・インターナショナルのチーフエコノミスト、デービ ッド・レスラー氏は「天候は雇用をプラスからマイナスに転じさせるだ けの影響力があった」と述べ、「今こうしている間も雇用の伸びが実際 に生じている」との見方を示した。

ブルームバーグ・ニュースが集計したエコノミスト82人の予想中 央値では2月の雇用は前月比6万8000人減と見込まれていた。失業率 は9.8%に上昇すると予想されていた。

派遣労働者の雇用は4万8000人増と、5カ月連続で伸びた。企業 は需要の安定した増加が見られるまで正社員の雇用に慎重になりがちな ため、派遣労働者の雇用は全体の雇用に先行して上向くケースが多い。

米大統領経済諮問委員会(CEA)のロマー委員長は、米雇用が今 後数カ月以内に増加に転じるとの見通しは「極めて現実的だ」と述べた。

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