欧州債(5日):ドイツ債下落、経済統計に反応-10年債3.15%

欧州債市場ではドイツ国債が 下落。10年債利回りは1週間余りの最高となった。1月のドイツの 製造業新規受注が大幅増加したほか、2月の米国の非農業部門雇用者 数の純減幅が予想よりも小幅だったことが背景にある。

独2年債も下落。独10年債は週間ベースでは過去4週間で3週 目の下げとなった。ギリシャ政府が財政赤字の補てんに向けた資金調 達に失敗するとの懸念が緩和したことがきっかけ。ギリシャの50億 ユーロ相当の新発10年債は初日の取引で上昇した。

WestLBの債券ストラテジスト、ジョン・デービーズ氏(ロ ンドン在勤)は「米雇用統計は予想よりもやや強い内容だったほか、 失業率は恐らくピークに達したようだ」と述べ、「これが見通しを一 段と明るくした。ドイツ債が突然売られたのも驚きではない。市場は ギリシャに対する楽観を高めている」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、独10年債利回りは前日比3ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.15%となった。一時 は先月24日以来の高水準となる3.17%まで上げた。週間ベースで は5bpの上昇。同国債(表面利率3.25%、2020年1月償還)価 格は前日比0.24ポイント下げ100.82。2年債利回りは1%と、前 日を2bp上回っている。

米労働省の5日の発表によると、2月の雇用者数は前月比3万 6000人減少した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト82人の 予想中央値では6万8000人減少だった。一方、ドイツ経済技術省 によると、1月の製造業新規受注指数は前月比4.3%上昇した。エコ ノミスト予想では1.3%上昇だった。

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