ファニー、フレディ:銀行に210億ドルの不良資産買い戻し強制か

米政府管理下にあるファニーメ イ (連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公 社)は、不良化した住宅ローンの整理の一環として、バンク・オブ・ アメリカ(BOA)やJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファー ゴ、シティグループなどの銀行に対し、今年210億ドル(約1兆 9000億円)相当の住宅ローンの買い戻しを迫る公算だ。

オッペンハイマーのアナリスト、クリス・コトウスキ氏の試算 によれば、米国の銀行は、こうした不良化ローンが手元に戻り、実 際の価格に引き下げられた場合、今年70億ドルの損失を被る可能 性がある。過去2週間以内に提出された資料によれば、ファニーメ イとフレディマックは2009年、米4大銀行に不良化ローンを買い 戻させ、これら銀行では合計約50億ドルの損失が発生した。

買い戻し額の大幅増加は、住宅ローン市場の混乱が始まってか ら3年が経過した今でも、銀行が依然として甘い基準のつけを払っ ていることを示している。ファニーメイとフレディマックは07年 以降2020億ドルの損失を被っているが、現在なお新規住宅ローン の少なくとも70%を購入している。このため両政府支援機関は今 後も銀行に対し一段の不良化ローン買い戻しを要求し、銀行もこれ に従わざるを得なくなるとみられる。

FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ポール・ミラー 氏は「住宅ローンを組成し、そのパイプラインを維持したいのであ れば、その反動にも対処する必要がある」と指摘。「ファニーメイ とフレディマックをどれだけ嫌悪しているかは関係ない」と述べた。

フレディマックが26日提出した資料によれば、同社は昨年、 銀行に対し41億ドル相当の住宅ローンの買い戻しを強制。この額 は08年の約3倍となる。

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