アルミ各社:日本向け価格、1年ぶり引き下げ-アジアへの供給増で

アルミメーカー各社は、日本向け価 格を1年ぶりに引き下げた。中東の製錬業者が操業を開始したほか、 中国が余剰生産設備の利用を再開し始めたことを背景に、アジアでの 供給量が増加しているためだ。

価格交渉に参加した関係者3人が交渉は非公開だとして匿名を条 件に語ったところによれば、4-6月(第2四半期)のロンドン現物 相場に対する上乗せ価格はトン当たり122ドルに設定することで合意。 1-3月(第1四半期)は125-130ドル。日本向け価格は少なくとも 14年ぶりの高水準となっていた。

バークレイズ・キャピタル証券の三田直樹マネージャーは、中国 は需要回復を見込んで必要以上にアルミを購入したことから、同国の アルミ在庫は豊富だと指摘し、中国の輸入減少と中東の生産増加を考 慮すると、アルミ市場は4-6月期に供給過剰となるだろうと付け加 えた。

ロンドン金属取引所(LME)のアルミ先物(3カ月物)は日本 時間5日午後3時57分現在、前日比0.3%高の1トン=2225ドルで推 移。1月6日に1年3カ月ぶり高値を付けて以来、相場は下落してい る。

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