ヘッジファンドに新聖地か-シンガポールが第2のグリニッチを計画

シンガポールが米コネティカット州 グリニッチをモデルにヘッジファンドの聖地を生み出そうとしている。 金融の中心地からタクシーで15分。植民地時代の英軍住宅が集まって いるネパールヒルだ。

シンガポール通貨庁(MAS)とネパールヒルの開発を手掛ける 政府系機関JTCは1月、同地を訪れてみるようヘッジファンド運営 会社にひそかに打診した。ブルームバーグ・ニュースが招待状のコピー を入手した。

シンガポールは、欧米が規制を強化するなかで、世界の景気回復 をけん引するアジアでの事業拡大を狙う企業の誘致を目指している。 香港や東京よりもファンドが拠点を開設しやすいように税制や規制上 の優遇措置をこれまで導入してきており、シンガポールを拠点とする ヘッジファンドは現在140社近くを数える。1997年時点ではほとんど ゼロだった。

ヘッジファンド運営会社アイスリング・アナリティクスは現在、 ビジネスの中心地に近いサンテック・シティーに拠点を置くが、マネ ジングディレクター、マイケル・コールマン氏は、賃貸契約の更新時 期が来れば、ネパールヒルを「候補地としてもちろん検討する」と話 す。

コールマン氏は「実際に現地を訪れてみて、非常に興味深く、従 来のオフィスに替わる候補地として素晴らしいと思う。緑に囲まれ、 庭も楽しめるし、地域全体が急速に発展している」と説明。欠点とし て考えられるのは、シンガポールのビジネス中心街に慣れ親しんだ投 資家にとって「辺ぴな場所」ということぐらいだと語った。

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