林兼産株が大幅続伸、クロマグロ禁輸観測強まる-養殖用飼料に視線

食肉製造中堅でマグロ養殖用の飼料 を手掛ける林兼産業の株価が上伸。前日比8.3%高の131円と、2009年 11月17日以来、約4カ月ぶりの高値を付けた。ワシントン条約で大西 洋や地中海のクロマグロの国際取引を禁止すべきとの議論が盛り上がっ ており、養殖マグロの需要拡大と同社の飼料事業の伸長が期待された。

林兼産はソーセージ状のマグロ養殖用飼料を世界で初めて開発、マ グロは配合飼料を食べないとの定説を覆し、マグロの成長や健康増進に 役立つ餌を商品化した。

5日午前の共同通信ニュースによると、世界の科学者などで組織す る国際自然保護連合(IUCN)の専門家が、クロマグロの個体数の減 少は著しく、取引を禁止する条約の基準を満たしているとの見解を5日 までにまとめた。13日からカタールで開かれるワシントン条約締約国 会議での取引禁止案の採決に影響を与えそうだと伝えている。

林兼産の今期(2010年3月期)連結売上高目標は515億円。この うち約半分の250億円前後が飼料事業。同社担当者によると、マグロ養 殖用飼料の引き合いはあるが、同社の製造体制がいまだテストプラント 的なものにとどまるため、市場の要求量に追い付いていないという。

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