川崎船株3連騰、コンテナ市況回復で業績改善期待-三菱U証格上げ

:川崎汽船株が3連騰。足元のコン テナ市況回復で収益改善が期待できる、との見方が一部アナリストか ら示され、今後の業績好転と株価の反発持続を見込む買いが膨らんだ。

この日は一時、前日比3.7%高の339円と1月26日以来、約1カ 月ぶりの高値水準を回復。海運株を見る上で材料視されるばら積み船 の国際運賃指標のバルチック・ドライ指数が4日までに6連騰し、海 運株全般の見直し機運が強まっているが、川崎船株はきょうの高値ま での3連騰中に6.9%上昇。同期間の日本郵船の4.6%高、商船三井の

2.2%高、東証海運株指数の3.5%高をしのぐ。

三菱UFJ証券は4日付で、川崎船株の投資判断を従来の「3(市 場平均並み)」から「2(アウトパフォーム」)」に引き上げ、目標株価 は11年3月期の同証による予想PBR1倍の370円に設定した。リー マンショック以降のPBR上限値は1.2倍で、現状に割高感はないと 判断している。

姫野良太アナリストは、中国の金融引き締めや2月発表の公募増 資の影響が株価に織り込まれた上、コンテナ市況の回復で期間損益の 改善が期待できると指摘。足元の動向から、5月の北米航路の運賃交 渉では値上げが可能と見ており、「特に5月から6月にかけては恩恵を 受けやすい」と予想する。

同証では、今期(10年3月期)の経常損益予想を前回予想の736 億円の赤字から715億円の赤字へ上方修正。運賃上昇でコンテナ事業 を40億円上積みした。会社側計画は710億円の赤字。また11年3月 期については、従来の87億円赤字から76億円の黒字転換へと修正、 コンテナ事業を234億円増額している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE