ブラード総裁:最近の指標で米成長予想を下方修正してない(Update1)

米セントルイス連銀のブラード総裁 は4日、米経済指標が弱まっているが、これにより今年の米経済の成 長予想を下方修正していないと述べた。

ブラード総裁はミネソタ州で記者団の質問に対し、「若干心配して いるが、予想を下方修正するほどではない」と語った。同総裁は今年 の成長率を3%強と予想している。

先月発表された1月の米新築・中古住宅販売は予想に反して減少。 新規失業保険申請件数は過去3週間のうち2週で増加した。

ブラード総裁は「ここ数週間の経済指標はこれまでより若干弱い 内容となっているのは確かだ」とした上で、「予想を下方修正する向き もあるが小幅だ。ただ、失業保険申請件数が上昇したことはやや懸念 している」と述べた。

同総裁はさらに、「雇用はまだ完全に回復に転じてはいない」と指 摘。「景気回復の初期段階、つまり最初の6-9カ月、あるいは1年間 には、起こり得る新たなショックを受けやすい」と述べた。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミストを対象に実施した調査 では、2月の非農業部門雇用者数は6万5000人減少と見込まれてい る。失業率は前月の9.7%から9.8%に上昇したと予想されている。 米労働省は5日に2月の雇用統計を発表する。

ブラード総裁は、2月に米東部を襲った大雪が雇用者数減少の一 因となった可能性があるとの見方を示した。「天候が一因だとする説明 には根拠があるが、若干不安がある」ため状況を「注視している」と 語った。

同総裁は、1月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、連邦準備 制度理事会(FRB)が「長期にわたり」低金利政策を維持する方針 をあらためて示したことについては、疑念を持っていると述べた。同 総裁は記者団に対し、「わたしは変更が必要かどうか熟考している」 とし、「経済の進展状況を見守り、経済状況によっては行動を取る。 それはどの時点でもあり得る。特定の時間枠に縛られたくはない」と 語った。

ブラード総裁は「現時点では」同文言への反対に加わる意思はな いとも述べた。カンザスシティー連銀のホーニグ総裁は、1月のFO MCで反対票を投じたのは、政策金利を「長期にわたり」低水準に据 え置くべきだというFOMC声明の文言が理由で、当局は「可能な限 り幅広い選択肢を有するべきだと考える」と説明している。

バーナンキFRB議長は2月24日、米景気回復は「初期」段階に あり、政府による景気対策終了後に消費者や企業の需要を喚起するた めには、低金利を維持する必要があるとの見解を述べた。

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