【個別銘柄】海運、不動産や倉庫、HIS、林兼、JFE、エスクリ

材料銘柄の終値は以下の通り。

川崎汽船(9107):4.9%高の343円。コンテナ市況の回復で2010 年3月期の経常赤字幅が縮小、5月に北米航路の運賃値上げが実現す る可能性も高く、11年3月期は黒字転換するとの見方から、三菱UF J証券は4日付で投資判断を「3(市場平均並み)」から「2(アウト パフォーム)」に上げた。ばら積み船の国際運賃指標のバルチック・ド ライ指数の6連騰もあり、海運株は東証1部33業種の上昇率1位。

不動産関連株:住友不動産(8830)が4.6%高の1632円、三菱地 所(8802)が2.9%高の1409円など。日本銀行が追加の金融緩和策の 検討に入った、と5日付の日本経済新聞朝刊が報道。金利低下に伴う 収益環境の改善期待が広がった。東証不動産指数は業種別上昇率で3 位、2位は不動産との関連が深い倉庫・運輸関連指数。

キヤノン(7751):3.3%高の3890円。オランダの業務用プリンタ ーメーカー、オセに対する株式公開買い付け(TOB)が成立したと 4日に発表。これにより、保有比率は28.3%から71.3%に上昇する。 日銀の追加金融緩和期待は為替相場の円安傾向につながったことも、 キヤノンをはじめとする時価総額上位の輸出関連銘柄にプラス。売買 代金上位ではソニー(6758)、ファナック(6954)なども高い。

三菱電機(6503):3.8%高の764円。設備投資の持ち直しが寄与 するほか、電力・鉄道事業も力強い業績回復をけん引するとし、モル ガン・スタンレー証券は4日付で投資判断を「オーバーウエート」、目 標株価1000円で調査を開始した。

エイチ・アイ・エス(9603):13%高の1840円。首都圏空港の発 着枠拡大の恩恵を中期的に受けるとして、野村証券は4日付で投資判 断を「2(中立)」から「1(買い)」に、目標株価を2000 円から3800 円に引き上げた。

林兼産業(2286):8.3%高の131円。国際自然保護連合の専門家 が、クロマグロは個体数減少の影響で取引を禁止する条約基準を満た しているとの見解を示した、と5日午前に共同通信が報道。養殖マグ ロの需要拡大と同社の飼料事業の伸びを見込む買いが膨らんだ。

岩崎電気(6924):7.3%高の147円。省エネルギーが売りのLE D照明器具「LEDioc(レディオック)」シリーズで、道路灯、防犯 灯・街路灯、投光器など屋外用を中心に16シリーズ、約120型式を8 日から順次発売すると4日に発表した。レディオック・シリーズ全体 で10年度は6万台の販売を見込む。

マスプロ電工(6749):7%高の856円。10年3月期の単独純利 益は従来予想を1億8000万円上回り、前期比3倍の6億円になる見通 し。昨年末以降、地上デジタル放送への完全移行に向けた関心の高ま りや、エコポイント効果による地デジ対応テレビの販売好調で、アン テナをはじめとするテレビ受信関連機器の販売増が見込まれるため。

JFEホールディングス(5411):3%高の3445円。JFEスチ ールが、中国の鋼管加工会社である攀成伊紅石油鋼管(PYP、四川 省)に24%出資することを決めた。契約締結後に速やかに発表する。 同社が5日午前、ウェブサイトで資料開示した。

NTTドコモ(9437):0.4%高の13万8000円。国内の携帯電話・ PHS各社が5日発表した2月の契約統計によると、ドコモの純増数 が14万8300件と、7カ月ぶりに首位に返り咲いた。2位のソフトバ ンクモバイルとは2500件差。3位のKDDIは12万1400件、4位の イー・モバイルでは7万3100件だった。

サガミチェーン(9900):0.4%安の472円。前期(10年1月期) は29億2500万円の連結最終赤字だった。前の期は5億5000万円の赤 字。個人消費の低迷に加え、新型インフルエンザや天候不順も響いた。 11年1月期は7億1000万円の最終赤字を見込む。

キリンホールディングス(2503):2.6%高の1282円。東南アジア でのビジネスを強化するため、株式の約48%を保有するフィリピンビ ール最大手、サンミゲルビールの株式を買い増す可能性がある。今月 末、就任予定の三宅占二次期社長が4日、ブルームバーグ・ニュース とのインタビューで明らかにした。

伊藤忠商事(8001): 2.2%高の741円。食品卸大手の日本アクセ ス株式への公開買い付け(TOB)を、5日から行うと4日に発表し た。実施の条件としていた株主である雪印乳業が、TOBに応募しな いことが確認されたため。

三井化学(4183):4.9%高の256円。化学品の輸送を外部委託し て物流コストを削減する、と5日付の日経新聞朝刊が報道。三井化広 報部の黛瑞季氏によると、同社は07年度から物流子会社の売却などに 取り組み始め、当時約250億円だった年間物流費を毎年10億円ずつ削 減。その後の景気悪化による輸送量の減少もあり、現在の年間物流費 は約200億円まで下がっている。

エーザイ(4523):1.3%高の3500円。中期経営計画の目標数値が 4日に下方修正されたが、がん領域を成長の柱とする戦略は着実に進 展しており、アナリストらの評価はなお高い。野村証券は4日付で、 投資判断「1(買い)」と目標株価4300円を継続。

シーティーエス(4345):24%高の14万600円と連騰。発行済み 株式総数の13%に当たる自己株の消却と、3月末の株主に対して1株 を2株に分割することを4日午後1時に発表しており、株式の流動性 向上などを期待した買いがこの日も続いた。

田辺三菱製薬(4508):3.4%高の1352円。シティグループ証券で は4日、C型肝炎治療薬の国内ピーク時年商を従来予想の100億円か ら600億円に上げると同時に、投資判断を「ホールド」から「買い」 に、目標株価も1300円から1600円に引き上げた。

ハイデイ日高(7611):1.1%高の987円。10年2月期の単独営業 利益は前の期比27%増の約23億円となり、7期連続で最高益を更新 したもよう、と5日付の日経新聞朝刊が報じた。従来予想は20億円。 小麦粉など主要食材価格が下がり、売上原価率が改善。38店の新規出 店も収益を押し上げたとしている。

大成ラミック(4994):3%高の2226円。10年3月期の単独経常 利益は前期比40%増の18億円前後になる見通しと、5日付の日経新 聞朝刊が報道。従来予想(6%増の13億円)から増益幅が拡大し、7 期ぶりの最高益になるという。原材料価格が想定を下回るほか、販路 拡大も寄与するとしている。

三井海洋開発(6269)、東洋エンジニアリング(6330):三井海洋 開株が1.3%高の1542円、東洋エンジ株が2.6%高の314円。中小規 模のガス液化システム・コンセプト「GTL」の開発をめぐり、ブラ ジルの国営石油開発会社のペトロブラスと協力契約を締結し、実証設 備の建設を開始したと4日に発表した。

ビューティー花壇(3041):午後急伸し、16%高の3万9000円と 終値で約4カ月ぶりの高値水準。発行済み株式総数の6.38%に相当す る1500株を上限に、自社株買いを実施すると午後1時30分に発表。 株主還元姿勢と需給好転を評価する買いが膨らんだ。取得期間は8日 から6月30日まで。

ピープル(7865):8.5%高の590円。知育人形として認知度が高 まった主力の「ぽぽちゃん」人形の販売が復調、新規事業の自転車販 売も好調で、前期(10年1月期)の連結営業利益は前の期に比べ81% 増の3億3500万円と、従来想定から29%上振れて着地した。前期末 配当も1株当たり40-45円の範囲と、前の期の25円から大きく増え そうで、収益力の改善を評価する買いが膨らんだ。

日機装(6376):5.8%高の601円と約4カ月ぶり高値。財務局で 5日確認された大量保有の状況によると、2月26日を報告義務発生日 としてりそな銀行が5.26%を保有した。

マネックスグループ(8698):1.2%高の4万2500円。子会社のマ ネックス証券がセブン銀行(8410)と金融商品仲介業務で提携し、8 日からセブン銀行のウェブサイト「みんなのマネーサイト。」でマネッ クス証が取り扱う金融商品の仲介を開始する。

エスクリ(2196):東京証券取引所マザーズに5日新規上場、公募 価格650円を54%上回る1001円で初値を付けた。その後は急反落し、 終値は702円。同社は挙式・披露宴の企画・運営を手掛ける。結婚費 用は近年増加傾向にあり、収益環境は良好、今後も業績が拡大してい くとみられている。

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