菅副総理:「派遣村元村長」湯浅氏の辞任受理、小野氏を参与に起用

菅直人副総理兼財務・経財相は5日 夕、記者団に対し、「年越し派遣村」元村長で内閣府参与の湯浅誠氏が 辞任を申し入れていた問題で、本人の強い意向から辞任を受理したこ とを明らかにした。一方、湯浅氏の後任とは関係なく、経済財政問題 で助言を受けるため大阪大学の小野善康教授を、内閣府参与として起 用すると発表した。

湯浅氏は昨年10月に菅副総理の要請で参与に就任し、年末年始に 住居がない失業者への宿泊施設の提供など貧困・困窮者対策などに取 り組んでいた。菅副総理によると、湯浅氏が当初、参与を引き受けた 条件が、年末年始に「年越し派遣村」が必要となる状況をつくらない ことだったことを説明し、「一応のけじめということで、ご本人の方 から強い意向があった」と語った。

さらに菅副総理は、湯浅氏が、「トラブルで辞めるわけではない。 政権にマイナスの影響を及ぼすことはない」と指摘。雇用情勢につい ては「若干改善はしたが、新卒者の問題も含めまだまだ厳しい」と述 べ、湯浅氏の辞任と最近の改善傾向を示す雇用情勢とは別問題との認 識を示した。

菅副総理は2月19日の閣議後会見で、湯浅氏の辞任の申し出が 報道されたことについて、「戸惑っている」と述べ、貧困問題が改善さ れていないため「同じような立場で協力してもらいたい」と述べてい た。

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