富士通の野副前社長:辞任取り消しを要求-会社側、対応検討中

昨年9月に富士通社長を突然辞任し た野副州旦氏は、辞任の取り消しを求める文書を弁護士を通じて会社側 に送付した。富士通の山田悦朗広報IR室長が5日、ブルームバーグ・ ニュースの電話取材で明らかにした。

山田氏は「野副氏の弁護士から辞任取り消しを求める文書が来たの は事実。詳細な内容は精査中のためコメントできない」と述べ、対応に ついては検討中とした。

5日付の朝日新聞朝刊は先に、「辞任を求められた理由は虚偽だっ た」として野副氏が辞任取り消しを求めるとともに、外部の人間による 調査委員会を設けてガバナンス(企業統治)が機能しなかった問題点を 検証するように富士通に要望した、と報じていた。

同紙によると、野副氏は昨年9月25日の取締役会直前に秋草直之 取締役相談役らから「社長として適切ではない」と伝えられて辞任を迫 られ、「会社に迷惑がかかるなら」と受け入れた。

富士通は当時、野副氏の辞任の理由を病気療養のためと説明。社長 職は間塚道義会長が兼任していたが、今年1月になって山本正己副社長 の4月社長昇格を発表した。

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