欧州債:ドイツ10年債は上昇-金利据え置きと一部刺激策の継続で

欧州債市場ではドイツ10年債が 今週初めて上昇。欧州中央銀行(ECB)が政策金利を過去最低に 据え置いたほか、景気テコ入れを目的とした刺激策の一部を継続す ることを決めたことが背景にある。

ドイツ10年債利回りは先月末に付けた5カ月ぶり低水準まで2 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満となった。ECB はこの日、固定金利での無制限の資金供給を、7日物と1カ月物に ついては少なくとも10月12日まで継続することを明らかにした。 トリシェ総裁は、戦後最悪のリセッション(景気後退)からの回復 に関し「起伏のある状態が続く」と語った。ECBは昨年5月に主 要政策金利を1%に引き下げた。

モニュメント・セキュリティーズ(ロンドン)のストラテジス ト、マーク・オスワルド氏は「ユーロ圏の金利上昇は予想されない。 流動性供給が10月まで継続するという事実がそう示唆している」と 述べ、「ドイツ国債には悪い材料は何もない。好調な状態が続くだ ろう」と続けた。

ロンドン時間午後5時現在、独10年債利回りは3.11%と、前日 を2bp下回っている。先月26日には昨年10月初め以来の低水準 となる3.09%を付けた。同国債(表面利率3.25%、2020年1月償還) 価格は0.18ポイント上げ101.11。2年債利回りは0.97%。

一方、ギリシャ10年債は前日比3bp上昇の6.12%。ドイツ 10年債とのスプレッド(利回り格差)は5bp拡大し301bpとな った。

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