香港株(終了):3日続落、中国移動の戦略嫌気-銀行株も安い

香港株式市場では、指標のハンセン 指数が3日続落。中国の携帯電話サービス会社、チャイナ・モバイル (中国移動、941 HK)が本業から離れようとしているとの懸念から売 られたほか、物価上昇で中国が金融を引き締めるとの観測を背景に銀 行株が下げた。

時価総額で世界最大の携帯電話サービス会社、中国移動は2.4% 安。同社は、上海浦東発展銀行に出資する方向で協議していることを 明らかにした。

中国工商銀行(ICBC、1398 HK)は2.5%安。中国建設銀行(939 HK)は2.9%下落した。シンダ・インターナショナル・ホールディン グスの調査ディレクター、キャスター・パン氏は「中国の銀行が今年 融資できる額には限りがある」と指摘した。

アジア3位の証券取引所である香港証取を運営する香港取引所 (388 HK)は2%安。同社は2009年通期の減益を発表した。

一方、売り上げの61%を米国から得る香港の商社リー・アンド・ ファン(494 HK)は1.2%上昇。米国の労働市場改善を示唆する指標 に反応した。パン氏は「投資家は世界経済の回復について自信を深め てはいるが、まだ不透明感もある」と述べた。

ハンセン指数は前日比301.01ポイント(1.4%)安の20575.78。 一時の0.6%高から反落して引けた。ハンセン中国企業株(H株)指 数は前日比2.3%下げ11775.06。

給与明細書作成代行会社のオートマティック・データ・プロセッ シング(ADP)エンプロイヤー・サービシズが3日発表した給与名 簿に基づく集計調査によると、2月の米民間部門雇用者の純減数は過 去2年間で最小だった。また、米人材あっせん会社チャレンジャー・ グレイ・アンド・クリスマス(シカゴ)によれば、2月発表の米人員 削減数は、この3年余りで最も低い水準だった。

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