中南米の債券発行は回復へ、クレディSが指摘-2月は半年ぶり低水準

中南米の政府・企業が2月に海外 で実施した債券発行は、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥 るとの懸念を背景に半年ぶりの低水準に落ち込んだが、今後数週間 は発行を加速する見通しだ。クレディ・スイス・グループやバンク・ オブ・アメリカ(BOA)が指摘した。

ブルームバーグのデータによると、2月の発行額は18億ドル(約 1600億円)と、昨年8月以来の低水準となり、前月の79億ドルも大 きく下回った。クレディ・スイスの中南米債券資本市場責任者、マ イケル・ショエン氏(ニューヨーク在勤)によると、50年ぶりの大 地震に見舞われ、資金調達を模索しているチリも、市場が復調する なかで債券発行に動く可能性がある。

欧州連合(EU)がギリシャの財政赤字削減を支援するとの観 測が広がるなか、米社債市場の発行は上向き始めており、高利回り 債の発行は今週、2倍余りに達した。JPモルガン・チェースが算 出する途上国の指標となる借り入れコストが、2カ月ぶり高水準で ある327ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を付けた2月 5日から42bp低下したことを受け、中南米の債券発行も米社債市 場の動きに追随する可能性がある。

ショエン氏は電話インタビューで、「市場は今から数週間前まで はかなり厳しい状況だった」と述べた。また、2月の発行が低調だ った理由として、企業が資本市場に向かう前に、2009年決算をまと める必要があったことも挙げた。「企業は通年の数値に関する資料を 新しくしたらすぐに、借り入れに動くだろう」との見方を示した。

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