ユコス元経営陣:露政府を欧州人権裁判所に提訴へ-8.7兆円を要求

かつてロシア最大の石油会社だっ たユコスの元経営陣は、980億ドル(約8兆7000億円)の支払いを求 め、ロシア政府を欧州人権裁判所(フランス)に提訴する見通しだ。政 府による違法な税務調査により同社が清算に追い込まれたと主張してい る。

裁判所の文書によると、ユコスの代理人らは、欧州人権裁判所に対 し、2000年と01年の会計監査や税務調査で、公正な意見聴取を受け たり財産を保護したりする権利を侵害されたと主張する予定。

ユコスの主要資産は接収され、ロシア政府が実施した競売入札を通 じて売却された。政府は同社が300億ドル以上を脱税したとしている。 資産は現在、国営石油会社ロスネフチが保有している。

カーネギー国際平和財団モスクワ・センターの政治担当シニアアナ リスト、リリア・シェフツォーバ氏はユコスについて、「ロシア政治の 厄介な問題だ」と指摘。ロシア政府が敗訴すれば、「ロシアへの国外か らの投資やロシアの政治的立場」という点で「痛みを伴う」ことになる だろうとの見方を示した。

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