カタールを「新たなナイジェリア」に、世界最大GTL建設で-シェル

欧州最大のエネルギー生産会社、 英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルは、190億ドル(約1兆 6800億円)をかけ世界最大のGTL(ガス・ツー・リキッド)のプラ ントを建設している。当初見込みの3倍に上る投資額。収益が期待でき る時期になり、年間60億ドルの売上高を見込む。GTLは天然ガスの 液体燃料化事業。

このプラントはカタールに建設され、「パール」の名称で知られる。 同国はガスの海運輸出国としては世界最大で、パールと液化天然ガス プロジェクトが来年輸出を開始すればシェルの生産の10%を占める 見通し。シェルの生産は2009年まで7年連続で減少している。ナイ ジェリアでの石油共同事業の生産が武装勢力によって妨害されたことが 一因。

シェルのカタール担当のアンドルー・ブラウン副社長は首都ドーハ でのインタビューで、このプロジェクトについて「新しいナイジェリア を作るようなものだ」とし、年末に向けてガスの生産を開始し11年初 めには輸出を開始する予定を明らかにした。

シェルによると、パールは日量14万バレルの液体燃料、エタンガ スとコンデンセート(超軽質原油)12万バレル(石油換算)の生産が 可能。ブローカーのブリュイン・ドルフィン・ホールディングスのアナ リスト、イアン・アンダーソン氏によると、ガス液化はコストが掛かる が、5年以内に回収できる可能性があるという。

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