イングランド銀、資産購入プログラムの休止維持か-きょう金融政策委

イングランド銀行(英中央銀行) は4日の金融政策委員会(MPC)会合で、資産買い取りプログ ラムの拡大休止を維持する見通しだ。ポンドは2008年10月以来 最長の下落となっており、これが景気回復の追い風になっている。

キング総裁率いるMPCは2000億ポンド(約26兆7000億 円)の同プログラムが、深刻なリセッション(景気後退)から脱 却しつつある英経済に浸透するのを見守っている状況。こうした なかでのポンド安は、追加的な景気刺激となり得る。ポンドはこ の1カ月、対ドルで4%下落。ブルームバーグ・ニュースがエコ ノミスト45人を対象に実施した調査では、全員がMPCは資産買 い取りプログラムの資金枠を維持すると予想した。発表はロンド ン時間午後零時(日本時間同9時)の予定。

英経済が成長に苦戦し、英国やギリシャなどの財政赤字拡大 をめぐる懸念が欧州全体の景気に脅威となるなかで、キング総裁 は先月、資産買い取りプログラムを終了するには「かなり時期尚 早だ」と指摘した。総選挙後、財政再建には力不足の政権が発足 するとの観測を手掛かりに、ポンドは3日まで6営業日続落した。

元イングランド銀当局者で、現在は大和キャピタル・マーケ ッツヨーロッパのエコノミストであるコリン・エリス氏は電話イ ンタビューで、「当然ながら、ポンド安は金融緩和の部分的な役割 を果たしている」とし、「ポンド下落は英経済に好影響を与える見 通しで、措置を講じない新たな根拠になる。金融市場が不安定な 場合は、様子見して状況が落ち着くのを待ちたいと考えるだろう」 と述べた。

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