三菱自株が急反落、仏プジョーとの資本提携見送りを嫌気

三菱自動車株が一時、前日比7.6% 安の122円と急反落。同社は3日、仏プジョー・シトロエングループ (PSA)との資本提携を見送ると発表した。業務提携については拡 大していくが、経営基盤強化への期待が後退する格好となっている。

コスモ証券投資情報部の清水三津雄副部長は、「海外展開を進めな ければ、世界で生き残るすべがない。資本が入ってこないと、拡大計 画には限界がある」との見方を示した。

三菱自の益子修社長とPSAのフィリップ・バラン会長は2日、 ジュネーブで開催中のモーターショー会場で会談し、業務提携の拡大 で一致したが、資本提携については現在の事業環境下で現実的でない と判断した。

三菱自では、三菱グループ各社が保有する優先株の配当負担が今 年度末から生じる。三菱自の益子社長は2月初旬のブルームバーグの インタビューで、配当支払いについて「現状では原資がない。今は足 元の事業をしっかり固めることが優先」と述べ、当面見送る考えを示 している。

両社は事業協力で、三菱自がスポーツ型多目的車(SUV)をP SAに、PSAはディーゼルエンジンを三菱自にそれぞれ2007年から 相互供給しているほか、ロシアで乗用車の合弁生産も計画している。 また、今年10月から三菱自がPSA向けに電気自動車を生産、供給す ることになっている。

--取材協力:北村真樹子 Editor:Shintaro Inkyo

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