田中化株が大幅高、次世代電池の拡大期待-野村証判断上げ

電池正極材料などを手がける田中化 学研究所の株価が大幅高。次世代の民生用リチウムイオン電池材料の拡 大期待などから買いが先行している。野村証券は3日、投資判断を「3 (ウエート下げ)」から「2(中立)」に引き上げた。

午前の株価終値は前日比5.6%高の1825円。出来高は10万8900 株と、過去1カ月の1日平均5万株をすでに上回っている。

野村証券の黄楽平アナリストは3日付のリポートで、「プリウス問 題は懸念されるが、顧客基盤拡大の状況に注目」との見方を示す。

リポートによると同証券は、トヨタ自動車のハイブリッド車「プリ ウス」のリコール(無料の回収・修理)問題が浮上したため、2011年 3月期以降の短期業績予想を下方修正したが、株価はすでに調整したと みて、投資判断を引き上げた。ブルームバーグ・データによると、リコ ール問題が顕在化した年初から前日までの株価騰落率はマイナス17%。

黄アナリストは、次世代の民生用リチウムイオン電池として期待さ れる3元系材料の顧客基盤拡大に注目している。11年3月期以降はP C、携帯電話の数量成長や各製品の電池容量の拡大を考慮し、20-30% の数量成長を見込んでいるという。黄氏は「今後の課題は、今まで取引 が少なかった世界最大手の国内電池メーカーとの関係構築と見られ、そ の進ちょく状況に注目したい」としている。

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