英国:2月の可処分所得は鈍化-少なくとも04年以降で最低の伸び

英国の2月の可処分所得は少なく とも2004年以降で最も低い伸びにとどまったことが調査で明らかに なった。製造業の落ち込みを受け、工場が賃金上昇を抑制したことが 背景にある。

英給与の9割の手続きを扱うボーカリンクの4日の発表によると、 税金などの控除を除いた年間賃金伸び率は1%だった。これは前月の

1.4%、前年同月の2.4%をいずれも下回る。

英経済が2009年10-12月(第4四半期)に過去最悪のリセッシ ョン(景気後退)から脱却する一方で、イングランド銀行(中央銀行) のキング総裁らは、景気回復がなお脆弱(ぜいじゃく)だと指摘して いる。1月の失業保険申請件数は1997年以来の高水準に達しており、 インフレ率が1年2カ月ぶりの高水準に加速しているなかで消費者は 委縮している。

ボーカリンクのマリオン・キング最高経営責任者(CEO)は発 表文で、今回の統計は「現在の経済状況の深刻さを反映するものだ」 とし、「継続的な賃金伸び率の低下がインフレ率上昇と重なることは、 家計が圧力を受けていることを意味する」と指摘した。

ブルームバーグ・ニュースが調査したエコノミスト45人全員に よると、イングランド銀は4日の金融政策委員会(MPC)会合で、 景気回復の強さを見極めながら、2000億ポンド(約26兆7000億円) 規模の資産買い取りプログラムに関する方針を維持する見通しだ。発 表はロンドン時間午後零時(日本時間午後9時)の予定。

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