米国の悪天候、2月の雇用統計の解釈を難しくさせる-エコノミスト

米経済の回復に伴い雇用創出の芽 が出始める兆候がある中、悪天候の影響で2月の米雇用統計の解釈が 難しくなるとエコノミストらは指摘する。

ブルームバーグ・ニュースが集計したエコノミストの予想では、 2月の非農業部門雇用者数は6万5000人減少(中央値)と、減少 幅は1月の2万人から3倍余り拡大することが見込まれている。米労 働省は5日に雇用統計を発表する。

マクロエコノミック・アドバイザーズのジョエル・プラッケン氏 は、大雪に見舞われた地域の一部企業は雇用統計の調査を実施する週 に一時休業を強いられており、これが非農業部門雇用者数で最大22 万人の押し下げ要因になる可能性があるとみる。

確実なのは、この大雪の影響を労働省が正確に数値化しないとい うことだ。このため、モルガン・スタンレーの主任債券エコノミスト、 デービッド・グリーンロー氏は3日付の顧客向けリポートで、「天候 によるゆがみの影響を高い精度で計ることは不可能で、5日発表の雇 用統計は久しぶりに重要度が低い経済指標の一つになる」と指摘した。

大雪の影響を分析するため、エコノミストは最も打撃を受けた公 算が大きい業種として建設業や製造業、小売業に注目するとみられる。

雇用統計の調査実施週に前月のような大雪に見舞われた直近の例 は1996年1月で、非農業部門雇用者数は何度か修正された後、最 終的に1万9000人減少となった。天候の影響で減少した翌月はそ の反動が出る傾向があり、96年2月は43万4000人増加している。

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