米財務長官顧問のリー・サックス氏:数カ月中に辞任の予定

ガイトナー米財務長官の顧問で あるリー・サックス氏は今年中に辞任する計画だ。同氏が取り組んだ 危機時の緊急対応策は、米経済が回復するなかで出口戦略に取って代 わられようとしている。

サックス氏(46)は国内金融に関する顧問として、オバマ政権 による米大手金融機関の健全性審査実施や7000億ドル(約62兆円) の金融安定化策の修正に尽力した。米国債発行の管理のほか、ギリシ ャの財政危機や住宅ローンなどの問題などが市場に及ぼす影響などに ついてもガイトナー財務長官に助言した。同氏が手掛けた危機対応チ ームは財務省で一部門として存続する。

米銀JPモルガン・チェースに救済合併された米証券会社ベア ー・スターンズでシニアマネジングディレクターを務めた経歴を持つ サックス氏は、ガイトナー財務長官の顧問として辞任する人材の中で は最高幹部の1人。

同氏はインタビューで、「今後2、3カ月中のいずれかの時点で 民間部門に戻ることになるだろう」と述べた。今後の身の振り方の決 定までには少し時間を置くという。当局やオバマ政権とともに「金融 システム安定に向けて24時間、全速力で駆け抜けてきた」状況から の回復期間が必要だと説明した。

ガイトナー財務長官(48)は3日、サックス氏について「大恐 慌以後最悪の金融危機を政権が切り抜けるのに必要な優れた判断力と 技」を発揮したと述べ、同氏をねぎらった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE